一つの会社で、四つの立場から在庫を見てきました
製造業の会社に入社して以来、営業を12年、調達を8年、情報システムを6年、製品開発を1年目(現在進行中)経験してきました。現場に立った期間は通算25年を超えます。
在庫の問題は、どの部署から見るかで見え方が変わります。営業から見れば「在庫がないから売れない」、調達から見れば「まとめて買えば安い」、経理から見れば「在庫は寝ている現金」です。それぞれの言い分に理があるからこそ、社内の議論は平行線になります。
私の強みはこの四つの立場を現場レベルで理解していることです。どの部署の言い分も分かるうえで、会社全体として何が最適かを示すことができます。
情報システムに在籍していた時期に、発注と在庫管理の仕組みを自ら設計し、構築し、運用まで担当しました。その結果、在庫と欠品の低減を実現しました。
ここから得た教訓は「だいたい世の中に解決策はある」というものです。私は調達の時代に在庫の問題に直面し、全く経験がなかったので途方にくれました。しかし、よく考えてみると他の会社も困っているはずであり、おそらくそれを研究している人がいて、何らかの解決策が存在するはずだと気づきました。そこで本屋に行って在庫管理の本を読み、インターネットで調べました。当初何を言っているのかわかりませんでしたがあきらめずに考えていると徐々に理解できるようになりました。数学の確率統計から勉強して何とか説明できるようになりました。システム構築と現場への浸透作業も行い、発注システムを私の代名詞にすることができました。必ず、解決策は世の中にあるのです。