2026年9月23日|在庫管理の基本
需要予測とは、将来の需要を予測することです。過去の売上数量を平均して発注数量を決めることがありますが、これはまさに需要予測です。言い換えれば「過去の実績をもとに、最も単純なモデルで将来の需要を見積もっている」ことになります。なんとなくやっている計算でも、立派な需要予測です。
この予測が正確に当たれば苦労はないのですが、予測である以上、当たることも外れることもあります。そして、この「当たったり外れたりする」現象をどう扱うかが、発注在庫管理でいちばん難しく、説明しづらいところです。
予測の精度を上げる努力はもちろん必要です。過去の数字だけでなく、現場の肌感覚も含めて精度を高めるのは、発注担当者の腕の見せどころです。しかし、将来を予測している以上、100%にはなりません。
だからこそ、担当者に求められるのは「予測はある程度しか当たらない」という前提に立ち、ばらつきをどう扱うかを考えることです。ここを設計できると、欠品と過剰在庫を確率で説明できるようになります。