2026年9月28日|在庫管理の基本
「リードタイム期間中の平均売上数量」と「在庫数」が一致したときに発注すると、欠品になりやすいという話をしました。理由は、平均売上数量なのでプラスにもマイナスにもばらつくからです。「リードタイム期間中の平均売上数量」が100個だとすると、120個売れるときや80個売れるときが混在し、120個のときに欠品になります。そこで安全在庫を用意し、このばらつきを吸収して欠品を防ぐということでした。
ではこの安全在庫は、いくつが適正なのでしょうか。30個でしょうか、50個でしょうか、はたまた100個でしょうか。
結論から申し上げますと、ばらつきの具合によります。ばらつきが大きければ安全在庫は多く必要ですし、ばらつきが小さければ安全在庫は少なくて済みます。極端な話、ばらつきがゼロであれば安全在庫もゼロでよいのです。
例えば、売上数量が100、102、98、100、103、97(平均100)であれば安全在庫は小さくてよく、100、150、50、190、10、100(平均100)のような場合は安全在庫が大きくなります。同じ平均でも、ばらつきが大きい場合と小さい場合とで、安全在庫の持ち方が変わります。
次回は、このばらつきというものを深掘りしてみます。